コードを一瞬で探す方法:長3度・完全5度・短7度を覚えよう

鍵盤上でコードを探しやすくするコツを紹介します。
コード表がなくても割り出すことができるよう練習しましょう。

一瞬で探すコツ

一瞬で探せるようになるコツは、

とりあえずよく使う度数のみ覚えてしまう事だと思います。

多くのコードで使われている頻出の度数を基準として覚えておくと、それを基にその他のコードもすぐ探せるようになるからです。

ここでは、長3度、完全5度、短7度の簡単な探し方を紹介します。

闇雲に全て覚えるより、まずはこの3つを完璧にしましょう。

また、当サイトは作曲のための音楽理論をメインに考えていますので、譜面上での度数を答えるというより、鍵盤上で度数を基にコード等をすぐさがせるようになる方法を紹介しようと思います。

DTMの打ち込みの際や、ピアノのコード弾きの知識としても有効でしょう。

ギン

いちいちコード表をみて確認するのはもう卒業しましょう!(他人事ではないが….)

度数の数え方が分からないという人は以下の記事にざっと目を通しておくといいと思います。

音楽理論の超基本:音程の仕組みと度数の数え方音楽理論の超基本:音程の仕組みと度数の数え方

では始めます。

長3度の探し方

まずは長3度の探し方です。

マイナーコードと一部のコードを除くとほぼすべてのコードに含まれる音ですからすぐに探せるようにしておくと楽です。

Cを基準に考えるとこうなります。

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

    A

    B
    C

    D

    E

そして気になる覚え方は….。

間に鍵盤が3つ入る!

ギン

クレームは一切受け付けません。

いや当たり前やん….と思われたかもしれませんが、ぶっちゃけ長3度に関しては、鍵盤上で探しやすい特徴もないですので、シンプルに鍵盤が3つ入ると覚えたほうが楽でしょう。(逃げ)

長3度:問題1

ではいくつか問題を….。

Fから長3度上の音は?

    C

    D

    E
    F

    G

    A

    B
    C

    D

    E

ギン

間に3つ鍵盤を挟めばいいだけだから….。
    C

    D

    E
    F

  • root
    G

    A

  • 長3
    B
    C

    D

    E

正解はA。

簡単です。

長3度:問題2

Eを基準に長3度上の音は?

    C

    D

    E
    F

    G

    A

    B
    C

    D

    E

 

ギン

間に3つ挟むと黒鍵に来ますね….。
    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B
    C

    D

    E

正解はG#です。

ちょっとひっかけですが、これをA♭と答えた人は間違いです。

間に3つ鍵盤を挟むとG#もしくはA♭で表される場所に来ますが、度数はあくまで五線譜上の距離が基準になります。

上の五線譜を見ると分かりますが、Eから3度上は、E….F….Gと数えてGですので、Gを基準にG#と答えるべきです。

A♭と答えると長3度ではなく減4度になってしまいます。

ちなみに、基準となる度数を探す時は白鍵のみを数えてください。ピアノの白鍵は五線譜と完全一致しますから、「白鍵を基準に数を数える=五線譜上での距離を数える」と考えていいわけです。

実際にピアノで弾く場合はG#であれA♭であれ音自体は同じなので気にする必要はないですが、音楽理論にのっとって考えると細かい部分を気にする必要が出てきます。

長3度:問題3

では最後。

G♭基準で長3度上はどの音でしょう?

    F

  • G –
    G

    A

    B
    C

    D

    E
    F

    G

    A

ギン

G♭は五線譜上ではGの位置にあるはずだから….。
    F

  • G –
  • root
    G

    A

  • B –
  • 長3
    B
    C

    D

    E
    F

    G

    A

正解はB♭になります。

五線譜上ではG♭はGの位置にあるため、Gから数えてG….A….Bと3度上がると基準はBだということが分かります。そのためB♭で答えるのが正解です。

認知症なので何度も言いますが(笑)、基準となる度数を探す時は、白鍵のみを数え、調号(♭♯)は無視できます。

たとえ調号がついていたとしても五線譜上の音符の位置には影響しないため、白鍵のみを数えて全く問題ないからです。

完全5度の探し方 

完全5度を持つコードも非常に多く、すぐ見つけられるようにしておくと便利です。

Cを基準に考えると、

    C

  • root
    D

    E
    F

    G

  • 完5
    A

    B
    C

    D

    E

覚え方は、

白鍵スタートなら間に3つ白鍵を挟んだ白鍵、黒鍵スタートなら間に2つ黒鍵を挟んだ黒鍵、しかし、B♭もしくはBスタートは例外。

ちょっと長いですが、間に鍵盤が6つ入ると覚えるより、はるかに探しやすく簡単です。

B♭もしくはBがルートになる場合は例外的にこの法則が使えないのですが、この2パターンしかないので位置を丸暗記しておいた方が楽だと思います。

B♭から始まるパターン

    A

  • B –
  • root
    B
    C

    D

    E
    F

  • 完5
    G

    A

    B
    C

Bから始まるパターン

    A

    B

  • root
    C

    D

    E
    F

  • F#
  • 完5
    G

    A

    B
    C

この2つのみ例外です。

完全5度:問題1

Fを基準に完全5度上の音は?

    C

    D

    E
    F

  • root
    G

    A

    B
    C

    D

    E

ギン

白鍵始まりは間に3つの白鍵を挟むんでしたよね。
    C

    D

    E
    F

  • root
    G

    A

    B
    C

  • 完5
    D

    E

正解はCです。

完全5度:問題2

D#を基準に完全5度上の音は?

    C

    D

  • D#
    E
    F

    G

    A

    B
    C

    D

    E

ギン

黒鍵始まりは間に2つでしたが、基準音には注意してくださいね。
    C

    D

  • D#
  • root
    E
    F

    G

    A

  • A#
  • 完5
    B
    C

    D

    E

正解はA#になります。

黒鍵の場合は間に黒鍵を2つ挟みますので、A#もしくはB♭で表される黒鍵の位置に来ます。

3度の問題でも取り上げた通り、B♭と答えると厳密には間違いです。

D#は五線譜上ではDの位置にあるわけですから、DEFGAと5つ上がると基準音はAになることが分かります。

それで、A#と答えるのが正解です。

完全5度:問題3

B♭を基準に完全5度上の音は?

    A

  • B –
    B
    C

    D

    E
    F

    G

    A

    B
    C

ギン

アレですよ、アレ….。
    A

  • B –
  • root
    B
    C

    D

    E
    F

  • 完5
    G

    A

    B
    C

これが例外のパターンでした。正解はFになります。

B♭、もしくはBから始まる場合は、先程の法則が使えません。先程も言いましたが、この2つだけは「例外」として覚えておいてください。

短7度の探し方

短7度まで完璧にしておくと、7thコードを含むほぼすべてのコードを探すことができるようになります。これで最後ですので頑張りましょう。

Cを基準に考えると、短7度はこの位置にあります。

    C

  • root
    D

    E
    F

    G

    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E

覚え方は、

基準音(ルート)のオクターブ上の全音下

です。音が離れているのでややこしいですが、順序だって考えると難しくありません。

短7度、問題1

Eを基準に短7度上の音は?

    C

    D

    E
    F

    G

    A

    B
    C

    D

    E

ギン

オクターブ上の全音下!
    C

    D

    E

  • root
    F

    G

    A

    B
    C

    D

  • 短7
    E

正解はDです。

基準音Eのオクターブ上は、オクターブ上のEです。(当たり前ですが。汗)
そこから全音下の音ですので、間に鍵盤を一つ挟んでDに下りてくればいいわけです。

短7度、問題2

G#を基準に短7度上の音は何でしょう?

    F

    G

  • G#
    A

    B
    C

    D

    E
    F

    G

    A

ギン

この問題でラストです。
    F

    G

  • G#
  • root
    A

    B
    C

    D

    E
    F

  • F#
  • 短7
    G

    A

F#が正解です。

オクターブ上のG#から全音下の音を探せばいいだけです。

何度も言いますが、短7度であれ長7度であれ、7度であれば五線譜上では7音分離れているべきです。今回の基準音のG#はGの位置に音があるわけですから、GABCDEFと7つ上がって基準音はFになるべきです。

まとめ

探し方をおさらいしておきましょう。

  • 長3度:間に鍵盤が3つ
  • 完全5度:白鍵スタートは間に白鍵3つ、黒鍵スタートなら間に黒鍵2つ。(例外アリ)
  • 短7度:ルートのオクターブ上の全音下

この3つを完璧にしておくとほぼ大概のコードを探す時に応用できます。

仮に、短3度や、増5度などが出て来ても、この図を基に半音ずつずらせば対応できます。

まずはこの3つを完璧に覚えられるように練習しておきましょう。