「音声あり」コード進行の王道パターン10つ、本当によく使うものだけ厳選

作曲したいのにコード進行が浮かばない…。それっぽいコード進行で演奏してみたい…。等々、音楽を始めたばかりだと自分でコード進行を考えるのも難しいかもしれません。

そんな時は、よく使われるコード進行をそのまま使ってみるのも良い方法だと思います。

よく使われるコード進行を覚えておくと、曲を聴いただけで「このコード進行ってもしかしてあれ?」とすぐに気づけるようになるというメリットもあります。

コード進行のパターン自体は腐るほどありますが、基本的な形は程度限られていますので、サクっと覚えてしまいましょう!

定番のコード進行10パターン

4536進行(王道進行)

  • F→G→Em→Am
  • Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm
※上はキーCでのコード進行、下はローマ数字での表記です。

名前の通り超王道な進行で、特にJPOPでは多用されています。

実際にはこの進行ではない曲でも無理矢理合わせてみると大丈夫だったりしますので、要はそれほど音楽にマッチしやすい進行なのでしょう。

普段聴き慣れているからなのか、45を聴くと自ずと36を期待してしまうのが面白いところです。

4511進行

  • F→G→C→C7
  • Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅰ7

王道進行と同じ45始まりですが、続けて1そしてドミナントセブンスの1、に進行します。

最後だけセブンスコードになり緊張感がでますが、このドミナントセブンスの響きがなんとも心地良く、最後から先頭のコードに戻った時に着地感があります。

真ん中の2つのG→Cもそうですが、循環コードにした場合、ドミナントのC7(Ⅰ)からF(Ⅳ)への進行も強進行になるため強い進行感が出ているわけです。

面白いですよね。

4361進行(丸サ進行)

  • FM7→E7→Am7→C7
  • ⅣM7→Ⅲ7→Ⅵm7→Ⅰ7

椎名林檎さんの丸の内サディスティックで使われているためこの名前です。ほとんど場合セブンスコードで使われます。

E7(Ⅲ)→Am7(Ⅵm)が強進行、最後のC7(Ⅰ)から先頭のFM7(Ⅳ)に戻るときも強進行になります。

四和音だと難しいですが、三和音にすると、F→E→Am→C7になり(C7のみ四和音)、ダイアトニックコードに含まれないEが出てきていることに気づきます。

F→E→Am→C7

ギン

この一音が加わるだけで一気に都会的な雰囲気になるのが面白いですよね?

三和音で使うこともできますが、最後のC7のところはドミナントセブンスで使うと進行感が失われません。

6451進行(小室進行)

  • Am→F→G→C
  • Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ

小室哲哉さんといえばこの進行です。

小室さん以外にも様々な楽曲で使われており、B’z「LOVE PHANTOM」や米津玄師「LOSER」「アイネクライネ」など、挙げるとキリがありません。

進行の特徴は、微妙な安定感のAm(Ⅵm)で始まり、最後のG→Cで落ち着いておわるところでしょうか。

進行だけ聴くとありきたりな感じに聞こえてしまいますが、使い方次第では色々な曲にマッチします。

6415進行

  • Am→F→C→G
  • Ⅵm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ

先程の進行の後ろ2つが入れ替わったバージョンです。

こうすることで後半のF→C→Gが全てサブドミナント進行になります。小室進行に含まれていたドミナント進行の「いかにも」な響きを避けたいときは最後の2つを入れ替えてみるのもいいかもしれません。

またこの場合ドミナントのGからAmに戻ることになりますが、順次進行(音階の隣り合う音への進行)になるのでスムーズに繋がってくれます。

4156進行

  • F→C→G→Am
  • Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm

41ときたらほとんどの人は56を期待するでしょう。洋楽でもKPOPでも出会う頻度が多いです。

ひとつ前に紹介した6415進行の4から始めるとこの進行になるため、先程同様サブドミナント進行と順次進行がたくさん含まれた進行ということになります。

最後のG(Ⅴ)→Am(Ⅵ)で盛り上がる感じがなんとも心地良いですね。

4251進行

  • F→Dm→G→C
  • Ⅳ→Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ

特徴はなんといっても最後のツーファイブワン(Ⅱm→Ⅴ→Ⅰ)です。コード進行だけ聴くと、最後Cに戻ってきた時の「終わってやったぜドャァァァ(=゚ω゚)ノ」感が強いのが分かるでしょう。笑

更にCで終わってFに戻るところも強進行になっているため、実質この進行は、F→Dmのところ以外は全て強進行ということになります。

1625進行(イチロクニーゴー)

  • C→Am→Dm→G
  • Ⅰ→Ⅵm→Ⅱm→Ⅴ

いわゆるイチロクニーゴー進行です。

トニック始まりドミナント終わりの定番進行は案外多くありません。なかでも最も有名なのはイチロクニーゴーくらいでしょう。

3つめのDmから見るとツーファイブワンですので、最後の1の部分でコード進行の最初に戻ってくるパターンです。故に循環コードにして使いやすいのです。

1564進行(Let it be進行)

  • C→G→Am→F
  • Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅳ

ビートルズでお馴染みの、Let it beで使われているコード進行です。Let it beのイメージが強いですが実際には色々な曲で使われています。

どちらかというと洋楽で多く使われているイメージです。最近だとAlan Walker、Bruno Mars、OneRepublic、Imagine Dragons、Taylor Swiftなどの楽曲にも含まれていて、挙げればキリがありません。

G(Ⅴ)→Am(Ⅵm)に進行する部分が何とも哀愁漂う響きになっています。

1523進行

  • C→G→D→Em
  • Ⅰ→Ⅴ→Ⅱ→Ⅲm

15始まりは、先程のLet it be進行のイメージが強いかもしれませんが、1523もかなり多用されています。

ダイアトニックコードのDmではなくD(Ⅱ)が出てきているのがポイントです。また、5から2はサブドミナント進行になっているためスムーズに進行ができています。

ちなみに定番進行の中でD(Ⅱ)もしくはDm(Ⅱm)が使われる時、ツーファイブで進行するか順次進行するかのどちらかになることが多いです。この場合はEm に進んでいますので順次進行していることになります。

覚えておくと便利です。

最後に

以上、10パターン取り上げましたがどうだったでしょうか?

このほかにもカノン進行など有名なものはありますが、今回は4小節の循環コードに限定して紹介したので取り上げませんでした。また別の記事でも紹介したいと思います。

王道進行は様々な曲中で使われているだけあって、汎用性が高くたくさんの魅力を持っています。

自信をもって使ってみて下さい。