よく使われる三和音を総まとめ!構成音や音の特徴を覚えよう

この記事では様々な種類の三和音について解説しています。
よく使われる三和音は全て網羅していますので、ぜひ参考にして下さい。

基本の三和音

先ずは基本となる三和音からです。特にメジャーコードとマイナーコードは非常によく使われるコードですので、構成音同士の度数関係などをしっかりと覚えておきましょう。

またこの記事では、コードごとに音程間隔を確認できるよう、鍵盤上でC(ド)を基準音としたコードと、E(ミ)を基準音とした2つのコードを例として載せています。

音の雰囲気を確認するために2つのコードを再生できるようにもしていますので、ぜひ活用して下さい。
※環境によってはうまく再生されない場合があるようです。何度か再生しなおすことで解決する場合があります。

メジャートライアド

まずはメジャートライアドからです。
メジャートライアド(Major Triad)の構成音は「ルート(root)・長3度・完全5度」です。

ギン

トライアドという言葉が使われますが、これは三和音のことです。覚えておいてください。
日本語では「長三和音」ですが、一般的には、単に「メジャー」や「メジャーコード」と呼ばれます。

全てのコードの基本系とも言えるコードで、とても安定した響きが特徴です。

そのため、使い方も多種多様で、メジャーコードが全く含まれていない楽曲はほぼ無いといっても過言ではありません。とりわけ、明るい雰囲気の曲中では多用されます。

C(Cメジャー)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • 完5
    A

    B
    C

    D

    E
E(Eメジャー)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

    E

2つしか例を載せていませんが、重要なのは音程間隔です。

なぜなら、和音の音色の特徴は全て音程間隔で決まるからです。

そのため、どの音をルート(基準音)にしても、「ルート・長3・完5」で音を積み重ねると、メジャーコード特有の安定した明るい音色になるはずです。

音程間隔さえ覚えておけば全てのコードを探せるようになりますから、ここはめんどくさがらずにしっかり覚えておきましょう。

マイナートライアド

マイナートライアド(Minor Triad)の構成音は「ルート・短3度・完全5度」です。

日本語では「短三和音」となりますが、一般的には、単に「マイナー」や「マイナーコード」と呼ばれます。

マイナーコードは心地よく響くにもかかわらず、メジャーコードよりも暗く、切ない響きがします。そのため、少し切ない雰囲気の曲中で多用されることが多いです。

しかし、メジャーコード同様に安定感があり非常に使いやすいため、マイナーコードもほぼすべての楽曲に含まれる頻出のコードです。

Cm(Cマイナー)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

    G

  • 完5
    A

    B
    C

    D

    E
Em(Eマイナー)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

    E

ディミニッシュトトライアド

ディミニッシュトトライアド(Diminished Triad)の構成音は、「ルート・短3度・減5度」です。

日本語では「減三和音」ですが、ほとんどの場合は「ディミニッシュ」と呼ばれます。

ディミニッシュは、メジャーやマイナーコードに比べるとあまり美しく響かず不安定な印象を受けます。

そのため、経過音としてディミニッシュを挟むなどの限定的な使用がほとんどですが、全音程で上行するコードの間に挟んだり、ドミナントコードの代わりに使うことができます。

Cdim(Cディミニッシュ)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

  • G –
  • 減5
    G

    A

    B
    C

    D

    E
Edim(Eディミニッシュ)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

  • B –
  • 減5
    B
    C

    D

    E

オーグメンテッドトライアド

オーグメンテッドトライアド(Augmented Triad)の構成音は「ルート・長3度・増5度」です。

単に「オーグメント(オーギュメント)」と呼ばれることが多いです。

使う場合はディミニッシュ同様に、経過音やアクセントとして使います。

Caug(Cオーグメント)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • G#
  • 増5
    A

    B
    C

    D

    E
Eaug(Eオーグメント)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B
    C

  • 増5
    D

    E

その他の頻出の三和音

三和音の基本的な形としてはこれまで紹介した4つになりますが、それ以外にもよく使われる三和音があります。

これらも抑えておくと三和音の知識としては完璧でしょう。

なぜ「その他」?
三和音とは正確には「3度音程の積み重ねで出来た3音の和音」のことを指します。これから紹介する和音は、3音から成ってはいますが、3度音程の積み重ねではありません。そのため、厳密に区別すると三和音ではないため、「その他」として区別しています。
しかし実際には、「3音から成る和音」であれば全て三和音と考える人が多いので、これらも全て三和音と考えて問題ありません。

sus2

sus2(サスツー)の構成音は、「ルート・長2度・完全5度」からなるコードです。

ギン

何を2回刺したのか気になりますが、susは「吊るす(suspend)」からとられていますのでご安心を….。

sus系のコードは、最も協和してくれる3度音程が抜けています。

そのため、より安定する長3度へ戻りたくなる性質を利用し、メジャーコードへの解決を遅らせたり、メジャーコードとsus2を行き来したりして使うことが多いです。

Csus2(Cサスツー)

    C

  • root
    D

  • 長2
    E
    F

    G

  • 完5
    A

    B
    C

    D

    E
Esus2(Eサスツー)

    C

    D

    E

  • root
    F

  • F#
  • 長2
    G

    A

    B

  • 完5
    C

    D

    E

sus4

sus4(サスフォー)の構成音は、「ルート・完全4度・完全5度」です。

Csus4(Cサスフォー)

    C

  • root
    D

    E
    F

  • 完4
    G

  • 完5
    A

    B
    C

    D

    E
Esus4(Eサスフォー)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

    A

  • 完4
    B

  • 完5
    C

    D

    E

音自体はちょっぴりクールな印象です。

緊張感のあるコードですので、安定感のあるメジャーコードなどに落ち着くとスッキリします。

sus2の時と同じく、メジャーコードと絡めて使われることが多いです。

まとめ

各コードの構成音や、音色の特徴、また簡単な使い方も説明しました。

まとめるとこのような感じです。

  • メジャーコード(ルート・長3・完5)
  • マイナーコード(ルート・短3・完5)
  • ディミニッシュ(ルート・短3減5
  • オーグメント(ルート・長3・増5
  • sus2(ルート・長2・完5)
  • sus4(ルート・完4・完5)

最低限上の4つは覚えておいた方が良いでしょう。