頻出のセブンスコードを総まとめ!構成音と音の雰囲気を覚えよう

ここではセブンスコードの種類とその音色の特徴について解説していきます。

基本のセブンスコード

先ずは基本となる頻出のセブンスコードからです。

特に、メジャー、マイナー、ドミナントについては頻繁に目にしますから構成音同士の度数関係などをしっかりと覚えておきましょう。

これさえ覚えておけば、基準音(ルート)が変わってもコードを探すことができるためとても役立ちます。

またこの記事では、コードごとに音程間隔を確認できるよう、鍵盤上でC(ド)を基準としたコードと、E(ミ)を基準としたコードの2つを例として載せています。

音の雰囲気も確認できるように、2つのコードを再生できるようにもしていますので活用してみて下さい。
※環境によっては再生されない場合があるようです。何度か再生しなおすと解決する場合があります。

メジャーセブンス

まずはメジャーセブンスからです。
メジャーセブンスコード(Major Seventh Chord)の構成音は、「ルート(root)・長3度・完全5度・長7度」です。

三和音のメジャートライアドよりも、7度の音が入る分、若干ゴージャスな雰囲気があります。

とても安定した響きを持っているため、落ち着けるコードとして使われることが多いです。

CM7(Cメジャーセブンス)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • 完5
    A

    B

  • 長7
    C

    D

    E
EM7(Eメジャーセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

  • D#
  • 長7
    E

ルートから、「長3度・完全5度・長7度」という音程間隔は覚えておいてください。

和音の音色の特徴はすべて音程間隔で決まるため、これさえ覚えておけばルートが変わってもコードを探せるようになるからです。

ギン

もちろん度数に関する知識も必要になります。度数の数え方が分からないという人は、「音楽理論の超基本:音程の仕組みと度数の数え方」の記事に目を通しておくといいと思います。

マイナーセブンス

マイナーセブンスコード(Minor Seventh Chord)の構成音は、「ルート・短3度・完全5度・短7度」です。

安定した響きをもち、落ち着けるコードとしての役割も持っていますが、メジャーコードよりも暗く切ない印象です。

Cm7(Cマイナーセブンス)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

    G

  • 完5
    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E
Em7(Eマイナーセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

  • 短7
    E

ドミナントセブンス

ドミナントセブンスコード(Dominant Seventh Chord)の構成音は、「ルート・長3度・完全5度・短7度」です。
※「超カンタン」で覚えてしまいましょう。(笑)

とても緊張感のあるコードですから、安定した響きのコードへ進行すると非常に強い解決感があります。

これほど強い緊張感は三和音では作れないため、ドミナントセブンスの活用の幅はとても広いです。

C7(Cドミナントセブンス)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • 完5
    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E
E7(Eドミナントセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

  • 短7
    E

マイナーセブンスフラットファイブ

マイナーセブンスフラットファイブ(Minor Seventh Flat Five)は、「ルート・短3度・減5度・短7度」で構成されるコードです。

ディミニッシュトセブンス(後述)の構成音と似ているため、ハーフディミニッシュトセブンス(Half Diminished Seventh)とも呼ばれます。

「Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ(ツーファイブワン)」のⅡ(Ⅱm7)の代理や、ドミナントセブンスの代理として使われることが多いです。

Cm7(-5)(Cマイナーセブンスフラットファイブ)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

  • G –
  • 減5
    G

    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E
Em7(-5)(Eマイナーセブンスフラットファイブ)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

  • B –
  • 減5
    B
    C

    D

  • 短7
    E

メジャースケールではダイアトニックコードです。

ディミニッシュトセブンス

ディミニッシュトセブンス(Diminished Seventh)は、「ルート・短3度・減5度・減7度」で構成されるコードです。

メジャースケールではダイアトニックコードではありませんが、使用頻度は多いです。

特に経過音(パッシングディミニッシュ)として、コード同士のつなぎの役割をさせ、スムーズな進行にすることができます。

Cdim7(Cディミニッシュトセブンス)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

  • G –
  • 減5
    G

    A

  • 減7
    B
    C

    D

    E
Edim7(Eディミニッシュトセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

  • B –
  • 減5
    B
    C

  • D –
  • 減7
    D

    E

オーグメンテッドセブンス

オーグメンテッドセブンス(Augmented Seventh)は、「ルート・長3度・増5度・短7度」で構成されるコードです。

ドミナントセブンスコードの代理コードとして使われることが多いです。

Caug7(Cオーグメンテッドセブンス)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • G#
  • 増5
    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E
Eaug7(Eオーグメンテッドセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B
    C

  • 増5
    D

  • 短7
    E

マイナーメジャーセブンス

マイナーメジャーセブンス(Minor Major Seventh)は、「ルート・短3度・完全5度・長7度」で構成されるコードです。

マイナーキーやスケールによっては、Ⅰ(ⅠmM7)として使われることもありますが、そこまで見かけることはありません。

ギン

マイナーなのかメジャーなのか良く分からない名前をしていますが、3度がマイナーで7度がメジャーです。ここら辺はコード表記のルールに基づいているので、気になる人は「コード表記のしくみ:書き方のルールと超簡単な覚え方」の記事をどうぞ。
CmM7(Cマイナーメジャーセブンス)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

    G

  • 完5
    A

    B

  • 長7
    C

    D

    E
EmM7(Eマイナーメジャーセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

    B

  • 完5
    C

    D

  • D#
  • 長7
    E

その他の頻出のセブンスコード

基本的に四和音とは、3度音程の積み重ねで出来た4音の和音のことを指します。

そのため、セブンスコードの構成音はほとんどの場合、「ルート(1度)・3度・5度・7度」となります。

今から紹介するコードはそれ以外の度数も含んでいるため、ここでは「その他」として分類していますが、四音の和音であれば全てセブンスコードと考えて全く問題はないですから、正直ここら辺の分類は気にしないでいいでしょう。

シックス

シックス(Six)は、「ルート・長3度・完全5度・長6度」で構成されるコードです。メジャーシックス(Major Six)と呼ばれることもあります。

メジャーセブンスの7度の音が、メロディの1度と干渉して上手く響かない場合、これを使うことでセブンス風な響きを残しつつ不協和を避けられるというニッチな需要に応えています。(笑)

ギン

いやそれ以外にも使い道ありますから….。汗
C6(Cシックス)

    C

  • root
    D

    E

  • 長3
    F

    G

  • 完5
    A

  • 長6
    B
    C

    D

    E
E6(Eシックス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • G#
  • 長3
    A

    B

  • 完5
    C

  • C#
  • 長6
    D

    E

マイナーシックス

マイナーシックス(Minor Six)は、「ルート・短3度・完全5度・長6度」で構成されるコードです。

シックスの6度が短6度になるわけではなく、3度の音が短3度(マイナー)になるというだけですから混乱しないでください。

マイナーセブンスの代理として使われることが多いです。

Cm6(Cマイナーシックス)

    C

  • root
    D

  • E –
  • 短3
    E
    F

    G

  • 完5
    A

  • 長6
    B
    C

    D

    E
Em6(Eマイナーシックス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

  • 短3
    A

    B

  • 完5
    C

  • C#
  • 長6
    D

    E

サスペンデットセブンス

サスペンデットセブンス(Suspended Seventh)は、「ルート・完全4度・完全5度・短7度」から成るコードです。

ドミナントセブンスの前において、徐々に緊張感を高めて解決する(例:G7sus4→G7→CM7)といった使い道があります。

C7sus4(Cサスペンデットセブンス)

    C

  • root
    D

    E
    F

  • 完4
    G

  • 完5
    A

  • B –
  • 短7
    B
    C

    D

    E
E7sus4(Eサスペンデットセブンス)

    C

    D

    E

  • root
    F

    G

    A

  • 完4
    B

  • 完5
    C

    D

  • 短7
    E

まとめ

セブンスコードの種類をひとつずつ見てきましたが、三和音よりもバラエティがあり面白かったのではないでしょうか?

まとめるとこんな感じです。

  • メジャーセブンス(長3・完5・長7
  • マイナーセブンス(短3・完5・短7)
  • ドミナントセブンス(長3・完5・短7)
  • マイナーセブンスフラットファイブ(短3減5・短7)
  • ディミニッシュトセブンス(短3減5減7
  • オーグメンテッドセブンス(長3・増5・短7)
  • マイナーメジャーセブンス(短3・完5・長7
  • シックス(長3・完5・長6
  • マイナーシックス(短3・完5・長6
  • サスセブンス(完4・完5・短7)

これらすべてを覚えようとするとなかなか大変だと感じると思いますが、実際にはコードの表記を見れば構成音を簡単に知ることができます。

それについてはこの記事で詳しく解説していますので、興味のある方は是非。

コード表記のしくみ:書き方のルールと超簡単な覚え方コード表記のしくみ:書き方のルールと超簡単な覚え方