曲やフレーズの終わらせ方:様々な終止法とその使い方を紹介します

4種類の終止法について解説していきます。

終止法とは

終止法とは、音楽の区切りを感じさせるコード進行の方法をまとめたもののことです。

コード進行の終わり方、曲の終りだけでなく、フレーズの終りなどに関しても同じことが言えます。

なぜ重要か

正直そこまで重要な知識ではないかもしれません。コードの機能とその使い方が理解できていれば、終止法を知らなくても自然に使いこなせるからです。

しかしながら、知らないよりも知っていた方が良いんじゃない?….という感じの….そんな感じです。汗

ギン

皆さんのモチベーションが一気に下がったところで始めていきましょう。

様々な終止法とその使い方

終止法を学ぶ上でまず知っておかないといけないのがコードの機能に関しての知識です。

ダイアトニックコードはもちろんのこと、それ以外のコードにも機能があり、不安定なものや落ち着ける響きのあるものなど様々です。

この時点でなにを話しているのか分からない人は、この記事にざっと目を通しておいてください。

トニック・ドミナント・サブドミナント:コードの機能とその見分け方トニック・ドミナント・サブドミナント:コードの機能とその見分け方

ドミナント終止

ドミナント終止は、ドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードで終わる終止法のことです。

正格終止やドミナントケーデンスと呼ばれることも多く、解決感の強い終止です。

ドミナント終止の例として最も有名なのはツーファイブワン進行です。

Cメジャースケールだと、Dm7→G7→Cという進行になりますが、このうちG7がドミナントでCがトニックになります。

サブドミナント終止

サブドミナント終止は、サブドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードで終わる終止法のことです。

変格終止やサブドミナントケーデンスと呼ばれることも多いです。

Cメジャースケールだと、Fはサブドミナント機能を持っているためC→F→Cという進行を例にしてみましょう。

最後がトニック終わりで安定した感じはありますが、ドミナント終止よりも解決感は弱めです。

偽終止

偽終止は、ドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードに進行しない終止法のことです。

ドミナントのコードの響きからトニックで終止するだろうという期待を裏切るため「偽終止」と呼ばれています。

先程のツーファイブワン進行を無理やりサブドミナントで終止してみましょう。(Dm→G7→Am)

この後にもフレーズが続きそうな雰囲気ですから、終止感はほぼ無いと考えて良いでしょう。

半終止

半終止は、ドミナント機能を持つコードで終わる終止法のことです。

この場合、ドミナント機能を持つコードの前に来るコードがどの機能を持っているかは問題ではありません。

印象に関していうと、ドミナント機能を持つコードが最後に来ますので、「終わった」という感覚は全くありません。

しかし、ドミナントがトニックに行きたがるという特性を利用して、フレーズの最後をドミナントで終わり、次のフレーズをトニックから始めるというような使い方ができます。

サビ前に、今からサビが来るぞと思わせたい場合などに有効です。

ギン

終止感の全くないこれを、果たして「終止」と呼べるのかは謎ですが….

C→F→G7という進行を例にしましょう。

フレーズの最後ならまだしも、曲の最後だと「そこで終わるんかい!」っとツッコミを入れたくなるレベルでしょう。(笑)

まとめ

まとめましょう。

  • ドミナント終止は、ドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードで終わる終止法のこと
  • サブドミナント終止は、サブドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードで終わる終止法のこと
  • 偽終止は、ドミナント機能を持つコードからトニック機能を持つコードに進行しない終止法のこと
  • 半終止は、ドミナント機能を持つコードで終わる終止法のこと

それぞれの終止法の特徴まで押さえておかないと全く意味のない知識になってしまいますから、あわせて覚えておいてください。

正直まともな終止感があるのはドミナント終止とサブドミナント終止くらいですし、実際にこの知識が必要になること自体もあまりないかと思いますが、知識として知っておく分には良いと思います。